相場上昇を期待してコールオプションを買う
先日、今月のトレード目標利益が達成できました (^^)/
本日(3月15日)からは、勉強中の日経225オプショントレードを実践したいと思います。
まず、相場環境ですが、オプション取引の際に注意しなければならない事象として相場変動があります。
これに関しては、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値である日経平均VI(ボラティリティインデックス)という指標が参考になります。
日経平均VIのチャートは日経平均プロフィルというサイトでみることができます。
この表はサイトから引用したものですが、今日は日経平均VIは下がりました。過去の推移をみるとわかるように現在の水準は底に近い状態です。
この日経平均VIは、日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は逆に動く傾向があります。よって今日は日経平均が上昇していますね。
そしてオプションの価格(プレミアムと言います。)ですが、ボラティリティが高いと相対的に高くなり、低いと安くなります。
よってオプションでも株式と同じように、「安い時に買って、高い時に売る」というのが鉄則ですね。
そうすると、今は、オプションプレミアムが安いと判断して、オプションを買う戦略がよさそうです。
さらにオプションには、「コール」と「プット」の2種類があります。
一般的に「コール」は、日経平均が上がるとプレミアムが上がり、下がると下がる傾向にあります。
「プット」はその逆で、日経平均が上がるとプレミアムが下がり、下がると上がる傾向にあります。
難しい話をするとプレミアムは、いくつかの要素によって決まるため、必ずしもそうなるわけではないのですが、簡単に言ってしまえば、そんなところです。
あと、オプションの特徴として、オプションを買う場合は、支払ったプレミアム以上の損失を被ることはありません(株式なんかと一緒ですね。)。一方、利益は購入したオプションプレミアム以上に上がれば上がるだけ、利益になります。
ところがオプションを売る場合は、売った際に受け取ったプレミアムが利益の上限で、損失は、売ったオプションのプレミアムが高くなればなるほど増えていきます。
よく「オプションの売りが危険だ」というのは、損失が限定していないからです。
もう一つオプションの特徴で「時間的価値」があるという点があります。オプションは、毎月SQ日(毎月第2金曜日)に強制決済されますので、SQに向けて、時間的な価値を持つプレミアムは、下がっていきます。
そこがオプションの面白いところで、オプションを買った人は、SQに向けて保有するオプションの時間的価値が下がっていき、一方、オプションを売った人は、受け取ったプレミアムの時間的価値を得る(受け取ったプレミアムが利益化していく)ことになります。
例えば、1万円でカタログギフトを購入した人が、商品交換期限までに交換しなかった場合、そのカタログギフトの価値はゼロになります。一方でカタログギフトの販売者は、商品購入の必要もなく、1万円の儲けになるみたいなものです。
さて、戦略の話に戻ります。
オプションの原資産である日経平均先物の3ヶ月の日足チャートを見ると、
下値を切り上げて、上昇トレンドを描いています。
まだ上がると考えれば、コールオプションの買いがよさそうですね。プットオプションの売りも考えられますが、日経平均VIが底に近いというのもあり、ちょっと怖いです。
あとは、逆張り的に日経平均VIの上昇を見越して、プットオプションの買いもありかもしれないです。
さてどうするか?
もう少し上昇が期待できそうですので、コールオプションの買い(ロング)で入ろうかと思います。ロングするコールオプションの銘柄ですが、原資産に近い権利行使価格21250円がいいかな。
ただ、プレミアムが1枚350円以上(35万円以上)と高いので、1つ外の権利行使価格21375円を売って(ショート)、プレミアムを受け取り、負担を減らそうかな。
このように権利行使価格の近いオプションを買って、その外を売る戦略をデビットスプレッドと言ったりします。(支払が先行するということでデビットカードの「デビット」ですね。)
このデビットスプレッド戦略について、次回から実際に建てたポジションを使ってみていきます。