Γ と書いてガンマと読みます
こんにちは。
昨日からなぜかトレードシステムがお休み状態のため、
前回のΔ(デルタ)に続いて、ギリシャ文字の2つめΓ(ガンマ)について説明します。
Δは、日経平均の変動によるオプション価格の変化量でした。
Γ は、日経平均の変動によるΔの変化量を表します。
Δは、アットザマネー(ATM)のとき±0.5でした。
それがインザマネー(ITM)になると、Δは±1に近づいていきます。
アウトオブザマネー(OTM)になると、Δは0に近づいていきます。
日経平均の変動によってΔが変化する、このΔの変化量を示すのが Γ(ガンマ)です。
ちょっと分かりにくい Γ ですが、ポイントは次の3点です。
1.必ずプラスの値をとります。
2.アットザマネー(ATM)で最大の値になります。
OTMやITMでは、日経平均が変動してもΔの変化は鈍くなるので、Γは低下します。
(相場変動でATMに近づくと、Γは急上昇し、Δを大きく変化させます。)
3.ボラティリティの上昇で低下します。
具体例で見ます。
5月21日の日経平均先物終値21250円のとき、ATM21250円のオプションは
コールオプションの Γ は、+0.0457、プットオプションは、+0.0433 です。
共にプラスで、この値は日経平均が100円動いた場合のΔの変動値です。
また、ITM、ATM、OTMのΓをプット21750円(ITM)、21250円(ATM)、20750円(OTM)でみると、
ATMのプット21250円が0.0433と最も高い値となっています。
さらにSQ前日(5月9日)日経平均先物終値21415円の時のATM21375円でみると
コールが0.1648、プットが0.1737とΓが非常に大きな値になっています。
では、この Γ の特性をオプション戦略上どう活かすか?
ごめんなさい、私もまだ勉強中です。
ちなみに、私が勉強している教材は、オプション普及協会からでている
オプションを基礎から学びたいという方には、大変おススメの教材です。
テキストに加えて、音声ファイルがありますので、助かります。
第0章が無料受講できますので、興味ある方はのぞいてください。